(株)ダイナシティは8日、(株)ライブドアのグループ会社である(株)ライブドアファイナンスと資本・事業提携に関する基本合意を行なった。
今回の資本・事業提携は、ライブドアグループにおけるインターネットマーケティングノウハウ、ファイナンス資源などの経営資源の提供を受けることにより、同社のコア事業であるマンション分譲事業およびソリューション事業をいっそう強化・拡大するとともに、収益性重視の経営を推進することを目的としたもの。
資本提携については、第2回無担保転換社債型新株予約権付社債および第4回新株予約権をライブドア証券(株)およびライブドアファイナンスが組成するファンドに割当し、2006年2月上旬開催予定の同社臨時株主総会での承認を前提に、ファイブドアファイナンスが指名する取締役と監査役を受け入れる。
また、中山諭氏と同社代表取締役社長の中山豊氏が保有する全株式を、ライブドアファイナンスが組成するファンドに売却する予定。
これにより、同ファンドが21.52%を保有することとなり、中山諭氏に代わって筆頭株主となる。
事業提携では、ネット広告等のマーケティングを共同展開することで、ネット成約率を向上させ販管費を縮減。さらにライブドアグループ各社とのコラボレーションにより、購入者・入居者への生活情報の提供から金融サービスにいたるまでのライフサポートを行なうことで、囲い込みと差別化を図っていく。
また、不動産ファイナンス事業を共同展開することにより、不動産証券化、不動産ローンといった新規事業展開を見込んでいく。