東京建物(株)と丸紅(株)は12日、商業施設特化型の不動産投資ファンドを共同で設立し、投資および運用を開始すると発表した。
東京建物は日本プライムリアルティ投資法人、丸紅はユナイテッド・アーバン投資法人をそれぞれ運用しているが、同ファンドでは、REIT各社が投資対象としにくかった分譲マンション下層階の区分所有権店舗やショッピングセンターなど、小型商業施設物件を中心に投資を行なっていく。
また、開発型・リノベーション型商業施設事業へも積極的に投資していく予定。
ファンドの資産規模は100億円~120億円(物件取得価格ベース)で、投資エリアは、首都圏・近畿圏および政令指定都市とその周辺。
投資物件の第一弾として、東京23区内の新築大規模マンション(建築中含む)の1階部分の区分所有店舗4物件、約30億円の投資が確定している。なお、いずれの物件も(株)マルエツが運営するスーパーマーケットの入居が決定している。