野村不動産オフィスファンド投資法人(NOF)は20日、「2005年10月期決算短信」を発表した。
当期(2005年5月1日~10月31日)運用状況の営業収益は86億4,100万円(前期比21.6%増)、営業利益は41億1,100万円(同27.3%増)、経常利益は34億8,500万円(同29.9%増)、純利益は34億8,400万円(同29.9%増)。1口当たり分配金は15,150円、分配金総額は34億4,800万円、配当性向は99.9%であった。
NOFは当期、「朝日生命横浜西口ビル」(横浜市西区、取得価格50億5,000万円)、「川崎東口三信ビル」(川崎市川崎区、同95億円)など4物件を取得。この結果、当期末時点のポートフォリオは23物件、組入資産規模は約2,101億円となり、2003年12月の上場時の約2倍にまで拡大した。また、期末時点のポートフォリオの平均稼働率は97%台と安定的な推移となっている。
なお次期は、2005年11月30日付で「西口昭和ビル」(東京都新宿区、取得価格129億円)、「仙台長和ビル」(仙台市青葉区、同21億円)など4物件の不動産信託受益権をすでに取得しており、営業収益97億1,800万円、経常利益35億1,900万円、純利益35億1,800万円、1口当たり分配金15,300円を見込むとしている。