不動産ニュース

2006/1/5

2005年末(12月26~31日)の主なニュース

地所、港北NTで温浴施設核にした複合商業施設建設

 三菱地所(株)は26日、港北ニュータウン中央地区(横浜市都筑区中川中央2丁目)で、温浴施設を中心とした複合商業施設の建設に着手したと発表した。地権者38人が出資する中間法人「(有)港北中央開発」と一般定期借地権設定契約を締結しての開発。
 敷地面積約1万6,900平方メートルに、天然温泉を有した温浴施設、スポーツクラブ、大型スポーツ用品店、スーパーマーケット、物販・飲食施設を展開する。温浴施設・スポーツクラブは、東急不動産(株)が運営する。完成は07年夏を予定。

子会社清算損計上で最終赤字に/東日本ハウス05年10月期

 東日本ハウス(株)は26日、05年10月期決算を発表した。
 連結ベースの売上高は781億5100万円で前年同期比▲12.1%。主力の住宅事業における受注高が、592億1,000万円(前年同期比▲6.2%)と減じたため。経常利益は21億5,100万円(同173.9%増)を確保したものの、ビール事業の子会社「銀河高原ビール」の清算に伴う特別損失76億円あまりを計上したため、当期純損失81億8,600万円と最終赤字となっている。
 今期連結業績予想は、売上高738億円、経常利益33億4,000万円、当期純利益7億7,000万円としている。

三井不、3本目のJREIT上場へ

 三井不動産(株)の100%子会社、三井不動産商業プロパティファンドマネジメント(株)が27日、金融庁から「投資信託及び投資法人に関する法律(投信法)」に基づく投資信託委託業者の認可を受けた。これを受け、同社は商業施設を主な投資対象とする投資法人を設立。JREIT市場への上場に向けた準備を開始する。
 三井不動産は、すでにオフィスビルを投資対象とした「日本ビルファンド投資法人」を上場させているほか、「(株)三井不動産アコモデーションファンドマネジメント」が9月に投資信託委託業者認可を受けており、賃貸住宅を主にJREIT上場準備を進めている。「商業プロパティファンドマネジメント」は、これらに続く3本目の不動産投資法人となる予定で、投資対象の異なる3つの投資法人を運用することで、さまざまな投資家ニーズにこたえていく。

明豊EP、「外断熱・100年耐用」マンション供給を拡大

 (株)明豊エンタープライズは27日、06年7月期から08年7月期にわたる「3ヵ年中期経営計画」を発表した。
 外断熱工法を採用した100年耐用型分譲マンション「シェルゼ」を計画最終年度に400戸供給、11年度に1,000戸供給とすべく、情報収集力強化を含めた社内体制見直しを行なう。4月に外断熱パビリオンをオープン。各種媒体を利用し、シェルゼブランドを確立する。
 また、環境配慮型開発物件を中心に運用する「エコ・リート事業」に注力。今夏を目処にJREIT上場を目指す。
 08年7月期の業績予想(連結)は、売上高500億円(05年7月期比57%増)、経常利益33億円(同174%増)。

プロスペクト、広尾の新築賃貸マンションを取得

 プロスペクト・レジデンシャル投資法人は29日、「プロスペクト・グラーサ広尾」の信託受益権(10年間)取得を決定した。取得先は(株)菱和ライフクリエイト、取得価格は40億円。
 同物件は、渋谷区広尾1丁目(東京メトロ日比谷線広尾駅徒歩8分)に立地する、地上14階建て・総戸数112戸の新築賃貸向けマンション。住戸は1K~2LDK、専有面積21~75平方メートル。

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お知らせ

2025/5/12

記者の目を公開しました

「シロアリ被害、発見できるのは今!」を更新しました。
知らずに進行するシロアリ被害…放置すると建物強度が低下。また、気が付かずに売却をしてしまえば契約不適合責任に当たることも…!? 早期発見が望まれますが、普段は床下でうごめいていて自分で見つけるのは難しいものです。しかし春から夏はシロアリが発見しやすくなるチャンスタイムだとか…?専門事業者を取材しました。