(社)日本ビルヂング協会連合会ほか関連6団体合同による新年賀詞交歓会が11日、港区のホテルオークラで行なわれた。
冒頭、挨拶したビル協連合会・高木丈太郎会長は「06年度税制改正については大変厳しい状況のなかいくつかの成果が得られたが、過重な商業地等の固定資産税について、一部負担の均衡化が図られたものの、基本的枠組みは変わらず延長されるなど、景気の本格回復に果たして有効な措置であったかどうかについては、若干の疑問も残る」と語った。また、「ここ数年来、災害、安全、環境問題をビル協会の重要な研究課題に掲げてきたが、昨今の異常気象と安全面での問題点の噴出ぶりを見ていると、さらなる問題意識と強い責任感を持って取り組んでいく必要がある。これらの課題は、もはや“永久テーマ”といえる」とした。
また、乾杯の挨拶にたった住友不動産の安藤太郎相談役は「景気は良くなっているのではなく、すでに絶好調だ。新築ビルは竣工前に満室となり、人気のあるビルは賃料も上がっている。設備投資の回復でビル建設も増え、人員拡大によるテナントニーズも強い。これはもう、“快晴景気”だ」と語り、会場を沸かせた。