(社)全日本不動産協会、(社)不動産保証協会、全日本不動産協会東京都本部合同による新年賀詞交歓会が11日、千代田区のホテルニューオータニで行なわれた。
冒頭、挨拶した全日・川口貢理事長は「昨年はアスベスト問題や耐震強度偽装事件が大きな社会問題になった。『信頼産業の確立』をスローガンに精進してきた不動産業界の信用が崩れようとしており、今後の影響が心配される。不動産に対する消費者の疑心暗鬼を払拭するためにも、これまで以上に消費者の安全と利益を守る立場を自覚し、危機管理意識を持つことが重要になることを改めて実感した」と語った。
一方、協会運営については「当会は、会員2万3,700社を超えることができた。本年は46番目の沖縄県本部を設立し、最後の地方本部となる福井県本部設立へ向けて組織拡充と強化を図っていきたい。そのためにも、当会が広く消費者に浸透するような施策を講じていく。単なる組織PRだけでなく、消費者利益に一層寄与できるような事業に注力していきたい」などと語った。