不動産ニュース / 開発・分譲

2006/2/2

森ビル、「表参道ヒルズ」内覧会開催

「表参道ヒルズ」外観
「表参道ヒルズ」外観
(左)建築家・安藤忠雄氏、(右)森ビル(株)代表取締役社長・森稔氏
(左)建築家・安藤忠雄氏、(右)森ビル(株)代表取締役社長・森稔氏

 森ビル(株)は2日、専門店、住宅などで構成された複合施設「表参道ヒルズ」(東京都渋谷区神宮前)の11日グランドオープンに先立ち、プレス内覧会を開催した。

 表参道ヒルズは、旧同潤会青山アパートの建て替え事業で、建築家の安藤忠雄氏が設計を担当。敷地面積6,051.36平方メートル、延床面積3万4,061.72平方メートル。歴史的景観、環境に配慮し、地上6階、地下6階(最高高さは23.3m)と高さが抑えられている。
 また、空中庭園として、屋上には大型の木が植えられており、緑化面積は1,845.19平方メートルとなっている。

 商業施設は、地下3階から地上3階、総店舗面積は2万4,666.46平方メートル。内部の中央は吹き抜けとなっており、周りは独創的な「スパイラルスロープ」で囲まれ、6層にわたって連なっている。

 住宅「表参道ヒルズ ゼルコバテラス」は、東棟と西棟の2棟で構成。総住戸数38戸(1R~2LDK、45.78平方メートル~93.12平方メートル)。西棟は地上3~4階、東棟は地上4~6階。全戸南向きで、窓からは表参道のシンボルである、ケヤキ並木を見ることができる。

 渋谷や新宿などのターミナル駅にも好アクセスで、JR山手線、東京メトロ千代田線・銀座線・半蔵門線、2007年度開通予定の13号線(仮称)など、複数の路線を利用できる。

 コンセプトは、「メディアシップ」。アート、ファッション、文化など、建物自体が世界に情報を発信していくメディアとしている。
 会見で、代表取締役社長の森稔氏は、「歴史的景観の価値を生み出した同潤会を、シンボルとして認められるものをつくるという使命感を持って望んだ。単なるリニューアルではなく、町を生まれ変わらせ、歴史に残る建物にした」と話した。

 また、建築家の安藤忠雄氏は、「組合と徹底的に話し合い、建物がケヤキ並木を超えないように設計、表参道と同じ歩行感覚で歩けるように、スパイラルスロープを採用した」と語った。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/12

記者の目を公開しました

「シロアリ被害、発見できるのは今!」を更新しました。
知らずに進行するシロアリ被害…放置すると建物強度が低下。また、気が付かずに売却をしてしまえば契約不適合責任に当たることも…!? 早期発見が望まれますが、普段は床下でうごめいていて自分で見つけるのは難しいものです。しかし春から夏はシロアリが発見しやすくなるチャンスタイムだとか…?専門事業者を取材しました。