昨年6月、リクルートグループからMBOで独立した(株)リクルートコスモスは、09年を最終年度とした中期経営計画を策定した。
含み損を一掃することによる「攻めの営業」への転換、増資、自己株式の消却など財務体質の強化、有利子負債の圧縮、資金調達の機動性・安定性確保など、資産・資本・負債の再構築を図り、磐石な事業基盤を確立。不動産販売事業を核に、管理、仲介、賃貸といったグループ事業を含めた有機的な事業展開を図り、早期の東証上場をめざす。
今年7月には社名を変更。それに伴う管理費増や長期保有販売用不動産等の売却により、07年3月期に若干業績が落ち込むと見込んでいるが、09年3月期には連結売上高2,270億円、経常利益180億円、当期純利益220億円を見込む。