クリード・オフィス投資法人(東京都千代田区、執行役員:山中秀哉氏)は15日、31番目の不動産投資信託(JREIT)として、東京証券取引所不動産投資信託証券市場に上場した。
同投資法人は、(株)クリード(80%)、伊藤忠商事(株)(5%)、中央三井信託銀行(株)(5%)、(株)三井住友銀行(5%)、(株)モルガン・スタンレー・プロパティーズ・ジャパン(5%)の5社が出資する資産運用会社「クリード・リート・アドバイザーズ(株)」(東京都千代田区、代表取締役社長:山中秀哉氏)により、2005年11月18日に設立された。
発行投資口数は97,000口、公募価格は1口当たり50万円。首都圏、関西圏および全国主要都市に所在する中規模オフィスビルを主な投資対象とする特化型リートで、中規模オフィスビル投資運用のノウハウや情報ネットワークを深化させることにより、市場優位性を確保していく方針。
なお、2006年10月期(2005年11月18日~2006年10月31日)業績は、営業収益38億9,000万円、経常利益13億800万円、純利益13億700万円、1口当たり分配金13,128円を予想。また、2007年4月期(2006年11月1日~2007年4月30日)業績は、営業収益31億900万円、経常利益11億5,200万円、純利益11億5,100万円、1口当たり分配金11,564円を見込んでいる。
上場初日の始値(初値)は47万5,000円で、その後47万6,000円の高値を付けたが、終値は44万9,000円となり、公募割れでのスタートとなった。