不動産ニュース / その他

2006/3/15

ラサールとカルパースのJV、米国上場物流不動産投資信託の買収完了

 ラサール インベストメント マネジメント インクは14日、カルフォルニア州公務員退職年金基金と共同出資する子会社カルイースト グローバル ロジスティックを通じて、センターポイント・プロパティーズ・トラストの買収を完了したと発表。

 買収額は現金で約34億ドル。センターポイントの臨時株主総会では、同社の普通株式の71.8%の株主の承認を得て買収が成立。センターポイントのすべての株は1株につき50ドルで取得される。

 センターポイントは、シカゴ地域で14億スクウェアフィートを所有する最大の工業不動産会社。上場物流不動産投資信託である同社の普通株式およびシリーズB優先株式は、買収決済日である3月8日の取引終了後NY証券取引所への上場を廃止した。

 カルイーストおよび姉妹会社のカルイースト インダストリアル インベスターズは、米国大手物流関連不動産投資会社であり、カルパース、ラサールが主な出資機関。カルイースト インダストリアル インベスターズは、米国、カナダ、メキシコの倉庫、集荷施設、航空貨物や配送センターなどの産業施設を1億5,000万スクエアフィート所有し、運用している。
 ジョーンズ ラング ラサールの投資運用事業を担うラサールは、カルイーストおよびカルイースト インダストリアル インベスターズをカルパースと共同運営している。

 ラサールの最高経営責任者のリン・サーバー氏は、「ラサールがカルパースと共同出資するカルイーストが最大規模の物流不動産投信であるセンターポイントを買収することにより、魅力的な物流施設のポートフォリオ取得が可能となる。また、新しい形態を取り入れた各種の物流機関を統合した物流業界をリードしてきたセンターポイントの優秀な経営陣と共同で事業にあたることにより、さらにこの分野での飛躍的な成長が望める」と語っている。

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