(株)東京カンテイは16日、2006年2月度の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。
同調査は、同社に登録された中古マンションの売り希望価格を各行政区単位ごとに算出し、その平均坪単価を一般的なファミリータイプの価格に即するよう70平方メートル換算したもの。
これによると、首都圏2月の中古マンション価格は2,433万円(前月比▲4.2%)と下落。下落率が3%を超えたのは2005年6月以来のことで、2ヵ月連続下落し、明らかな下落傾向となった。都県別で見ると、東京都、千葉県の下落幅が2%台と比較的大きく、4県いずれも前月比下落している。
主要都市別には、千葉市(1,615万円、前月比▲2.1%)、横浜市(2,242万円、▲1.4%)、東京23区(3,345万円、同▲0.9%)、さいたま市(1,897万円、▲0.7%)の順に下落している。
近畿圏の中古マンション価格は1,646万円(同1.5%上昇)と、2ヵ月連続で前月比上昇した。大阪府は▲0.5%、兵庫県では2.6%上昇した。
中部圏は、1,327万円(同▲1.8%)とわずかな上下動の中で価格は2005年12月の水準に戻って安定している。