(株)リサ・パートナーズは17日、官民一体で地域の中小企業再生を支援する「おきなわ中小企業再生ファンド」を組成。100%出資のファンド運営会社「(株)おきなわリバイタル」(代表:東門 巽氏)を設立し、運用にあたることを発表した。同社が地域中小企業再生ファンドの運営に関与するのは、05年6月の愛媛県、同年11月の埼玉県に次いで3件目となる。
同ファンドは、同社のグループと、地元民間金融機関の(株)琉球銀行、(株)沖縄銀行、(株)沖縄海邦銀行、コザ信用金庫と中小企業基盤整備機構が合計30億円を出資。官・民・地域が一体となって、沖縄県中小再生支援協議会と密接に連携し、沖縄県信用保証協会にも協力を仰ぎながら企業再生に取り組むもの。
投資対象は、過剰債務により経営不振だが、優良な経営資源を有するなど、再生が期待できる県内中小企業。ファンド運営に当たっては、沖縄県中小企業再生支援協議会など地域の関係者と連携しながら、再生計画の策定および実行を支援。債権買取、出資、融資、社債引受等による財政面からの支援を行ない、ハンズオンで経営支援に取り組み、投資先企業の再生を進める。