不動産ニュース / ハウジング

2006/4/4

積化工、新基準の光熱費ゼロ住宅「パルフェ マスターデザイン」を発表

「パルフェ マスターデザイン」外観
「パルフェ マスターデザイン」外観

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは4日、4月29日より新発売する、新基準の光熱費ゼロ住宅「パルフェ マスターデザイン」のプレス発表会を開催した。

 同社では、2003年1月より「光熱費ゼロ住宅」を発売しており、この3年間に省エネ機器の性能アップといったハード面の進化とともに、顧客の生活実態や生活経験からニーズが明確になってきたことから、光熱費ゼロ基準を新たに改定。その第1弾として同商品を開発した。
 記者会見の席で住宅カンパニープレジデントの東郷逸郎氏は、「この商品は、“光熱費ゼロ”をもう一歩進化させた商品であり、快適とエネルギーのバランスをとりながら事業展開を図っていくという、われわれの主張にあった商品。金利上昇局面にあり活況を呈しつつあるマーケットの動きに合わせて、こうしたコンセプトのしっかりした商品を提供していきたい」と述べた。

 新商品「パルフェ マスターデザイン」では、高断熱・高気密の構造躯体、最新型のエコキュート、および4.0kw以上の太陽光発電システム(以下、PV)を採用。さらに、PVの発電電力や家庭での消費電力、電力会社との売買電力を数値で表示する「光熱費ナビ」を標準仕様とすることで、省エネ生活の“見える化”を実現する。また、新たに「ゼロハイムFAN」サイトを立ち上げ、従来のシミュレーション提示から、双方向の「コンサルティングサービス」への転換を図るとしている。

 さらに、2005年から導入している「ウォームファクトリー」(床下蓄熱暖房)と「エアーファクトリー」(熱交換型第一種換気システム)に加え、夏の快適提案として「クールファクトリー」(パッシブ排熱遮熱システム)を導入。3つのメニューの組み合わせにより、地域特性やユーザー個別のニーズに対応していく。
 このほか、日射取得係数μ値を設計検討時に各邸別にチェックする「μ値シミュレーション」や、気密性能C値の実邸測定提示なども採用し、快適性能の“見える化”も推進する。

 販売価格は、PV4.1kw、ウォームファクトリー、クールファクトリー、エアーファクトリー、および新色の外壁タイル・プレミアムレッド磁器タイルを含め、3.3平方メートル当たり69万円から(標準仕様140平方メートルの場合)。初年度2,000棟の販売を見込んでいる。

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