「六本木ヒルズ」(東京都港区)が4月25日に開業3周年を迎えるにあたり、所有・運営する森ビル(株)は六本木ヒルズの3年間を総括、その内容を発表した。
同社の調べによると、3年目を迎えた「六本木ヒルズ」のリピーター率は約7割。来訪者は目的意識を持って訪れる傾向があり、また、その目的はショッピング、食事、映画観賞、イベント、散歩など多様化しているという。
また、2006年3月期末の商業施設売上実績は前年度を上回る約430億円。ホテル「グラインド ハイアット 東京」の平均稼働率は92.63%、オフィス稼働率は100%、賃貸住宅の稼働率もほぼ満室と、いずれも好調であると発表。
なお、同社では「六本木ヒルズ」内のコミュニティづくりはもとより、周辺の町会、商店街など近隣地域との連携を通じて地域の活性化や親睦を図る一方、まち全体を使った大型イベントの演出、街のメディア化などの新しい取り組みも行なっており、今後もブランドを確立させ、文化・情報発信を推進していく、としている。