(株)東京カンテイは、2005年末までに竣工した全国の分譲マンションを対象に、都道府県ごとの旧耐震マンションのストックと、都道府県内に占めるシェアを集計、発表した。今回の調査では、1981年6月以降、82年12月までに竣工したマンションについて、「建築確認日」を基に「旧耐震」と「新耐震」を区分している。
旧耐震マンションは全国で2万2,000棟超、約146万戸にのぼり、都道府県別戸数ベースシェアでは、トップが千葉県で37.2%(12万7,762戸)、次いで大阪府の35.5%(20万7,974戸)、東京都の33.5%(43万9,354戸)という結果となった。大都市圏にかかわらず、北海道、宮城県、広島県、福岡圏にも市街地を中心に数多く所在しており、地域ごとで程度の差こそあれど、全国に広く分布していることが分かった。
全国行政区分別、旧耐震マンション戸数ランキングでは、ベスト10のうち1位から8位までが東京都区部が占め、トップの港区では、3万6,599戸、旧耐震のシェアは51.5%という高い率となった。