森トラスト総合リート投資法人は、所有していた「日立本社ビル」の売却を発表。それに伴い新たな投資物件として、「赤坂見附MTビル」を取得することを明らかにした。
「日立本社ビル」は、2003年3月に取得した物件だが、賃借人である森トラスト（株）との定期建物賃貸借契約が今月末で終了、さらに転借人である（株）日立製作所が退去することに伴い、当該ビルを売却し、新たな資産を取得することを決定した。
同物件の帳簿価格は411億8,900万円で、譲渡価格は420億円（帳簿価格との差額は8億1,100万円）。譲渡先は森トラスト（株）。契約日は5月11日で、譲渡予定日は5月29日。
新規取得資産は、東京都港区にある「赤坂見附MTビル」の所有権。敷地面積2,194.38平方メートル、延床面積1万7,171.15平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地下2階付き12階建てのオフィスビルで、竣工は1975年。テナントはサントリー（株）で稼働率は100％。不動産鑑定評価額は272億円、取得価格は270億円。売り主は森トラスト。5月11日が契約日で、取得予定日は5月29日。
本物件取得後、ポートフォリオは全部で10物件となり、うち本物件への投資比率は21.9％。
