日本リテールファンド投資法人(JRF)は、2002年3月の同法人上場以降、投資口の追加発行、決算短信などについて決議された7件の役員会において、実際の決議日とは異なる決議日を記載して開示した件について、東京証券取引所に対し「改善報告書」の提出を求められていた件で、12日に「改善報告書」を提出、受理されたと発表した。
報告書には、適時開示違反となったのは7件で、その違反が行なわれた経緯として同様の行為が長期かつ断続的に行なわれた理由、問題点などを列挙。その改善措置として役員会開催の年間予定の作成・仮スケジュールの早期決定や、監督役員による業務監査の実施などが明記された。
同投資法人では、改善報告書の内容に基づき、改善措置を進めるよう努めるとしている。