不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/5/17

レオパレス21、入居者共済会勘定からの不正支出発覚し、過年度決算を訂正

 (株)レオパレス21は16日、01年3月期~06年3月中間期までの過年度決算(連結)の訂正を発表した。

 同社は、「入居者共済会」の設立をめざし、入居者から徴収したサービス手数料の一部を区分経理していた。これは、深山祐助代表取締役社長自らの指示によるもので、この口座の中から同氏が不動産取得資金など17億円を借り入れていたほか、同氏知人にも29億6,500万円が貸し付けられていた。このため、過去5期間における「入居者共済会」区分のサービス手数料収入の売上高への訂正と、長期貸付金等の利息収入を、同社の受取利息へと訂正したもの。なお、これらの貸付金はいずれも返済されている。

 同社は今回の事態を受け、企業倫理憲章の制定、リスク管理委員会の新設など内部統制・管理体制の強化充実と、法令順守を徹底。「オーナー企業」からの脱却を図るとしている。また、社内処分についても厳格な対応を検討中としている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/12

記者の目を公開しました

「シロアリ被害、発見できるのは今!」を更新しました。
知らずに進行するシロアリ被害…放置すると建物強度が低下。また、気が付かずに売却をしてしまえば契約不適合責任に当たることも…!? 早期発見が望まれますが、普段は床下でうごめいていて自分で見つけるのは難しいものです。しかし春から夏はシロアリが発見しやすくなるチャンスタイムだとか…?専門事業者を取材しました。