不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/5/25

賃貸マンション一棟売り専業のリビングコーポがマザーズ上場/6月20日

 一棟販売用賃貸マンションの企画・開発・販売を手がける(株)リビングコーポレーション(東京都渋谷区、代表取締役社長:今井武一氏)は、6月20日東証マザーズに上場する。上場に際し、普通株式2,000株を発行、1,000株を売り出す。

 同社は、1990年札幌市で創業。オリジナル賃貸デザインマンションを開発し、ディベロッパー、ファンド、投資家などへ一棟販売するほか、収益物件開発に係るシステムを他のディベロッパーに提供する「企画設計事業」も手がける。オリジナル商品「MODULOR(モデュロール)」は、独自の工法で建物高さ10メートルで4階建てを建設することに加え、打ち放しコンクリートによるデザイン性の高さと堅牢な作り、用地取得から工事監理までを自社管理する諸業務の規格化・システム化により工期を大幅短縮(6ヵ月)。事業トータルでのコストダウンを可能にしている。

 賃貸マンションの運営や管理、販売といった関連事業については自社で行なわず、あくまで企画建設に特化。開発物件も、おおむね土地50坪前後、販売価格2億円から3億円の小規模に限定し、大手ハウスメーカー等との競合を回避する。また、上場にあたって女性をコアターゲットとしたシティホテル企画建設事業も開始。単身者・DINKS向けの分譲マンション建設事業も準備している。

 なお、同社の05年12月期決算は、売上高44億8,000万円、営業利益4億8,500万円、経常利益4億1,900万円、当期純利益2億4,100万円。今期(06年12月期)は、売上高83億3,400万円、経常利益6億2,200万円、当期純利益3億6,900万円を見込む。主力の自社開発事業で、売上げを73億円(前期38億6,300万円)と伸長させるほか、新たにホテル開発で7億円を売り上げる予定。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。