不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/5/25

純利益ほぼ横ばい、上場以来9期連続増収増益/JRE06年3月期決算

 ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は25日、06年3月期(2005年10月1日~2006年3月31日)決算を発表した。

 営業収益は139億6,200万円(前期比6.4%増)、営業利益63億1,900万円(同1.5%増)、経常利益55億8,600万円(同1.4%増)、当期純利益55億8,500万円(同1.4%増)となり、上場以来9期連続の増収増益を実現。1口当たり分配金は1万6,172円(前期1万5,951円)だった。

 当期は、新たに2物件を総額862億500万円で取得。運用物件は52物件、取得価格合計4,127億6,600万円まで拡大し、期末稼働率は過去最高となる98.7%(前期比0.1ポイント増)となった。また、新規取得物件の管理・光熱費削減(取得後3年以内に5%相当額を削減)を進め、04年9月期までに取得した31物件につき、05年4月~06年3月の1年間で年間13.3%削減を実現した。
 
 なお次期(06年9月期)は、「山王グランドビル」および「仙台本町ホンマビルディング」の追加取得により、資産総額が4,237億1,600万円にまで拡大する見込みで、「安定的な長期保有を基本方針としているが、外部成長をしながらより中身を良くしていかなければならない。そのためのポートフォリオの入れ替えも今後検討していく」(取締役社長・荒畑和彦氏)としている。
 06年9月期営業収益は、当期比約9%の増加となる152億3,000万円を予想。一方、経常利益は54億9,000万円、純利益は54億9,000万円で、固定資産税および有利子負債の増加により、当期比約2%の微減となる見込み。1口当たり分配金もわずかに減少し1万5,890円を見込んでいる。
 また07年3月期は、今期新規取得した物件の入居テナント賃料発生に伴い、営業収益162億円、経常利益59億9,000万円、純利益59億9,00万円の増収増益を予想している。1口当たり分配金は1万7,300円となる見込み。

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