不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/5/25

構造計算偽装問題の影響で営業利益52%の減/日本ERI06年3月期決算

 日本ERI(株)は25日、2006年3月期決算(05年4月1日~06年3月31日)を発表した。

 連結売上高は62億2,500万円(前期比15.3%増)、営業利益は2億4,900万円(同▲52.8%)、経常利益は2億5,900万円(同▲47.6%)、純利益1億2,100万円(同▲54.1%)。売上げは2ケタ増となったが、新規出店を中心とした業容拡大および構造計算偽装問題を契機とする審査体制強化にともなう経費の増加を吸収することができず、大幅な利益減となった。

 主力の確認検査事業では、既存店における売上高が拡大を続けたことと新設店の効果により、売上高38億2,500万円(同11.4%増)となった。
 住宅性能評価事業では、期初には共同住宅は順調な拡大を続けたものの、構造計算書偽装事件の影響により第4四半期に成長が鈍化。一方、戸建住宅は前年同様に大きく伸長、結果、売上高14億2,900万円(同9.2%増)となった。
 その他の事業では、構造評定業務が順調に業績を伸ばすとともに、デューディリジェンス業務も拡大を続けた結果、売上高9億7,300万円(同48.7%増)となった。

 07年3月期は、連結売上高68億5,000万円、経常利益2億5,000万円、純利益1億2,500万円を見込む。

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