ワンズ(株)(横浜市神奈川区、代表取締役:牛迫敬太氏)の運営する全国不動産ネットワーク「ワンズON」の第4回ビジネスカンファレンス(全国大会)が5月31日、横浜・赤レンガ倉庫で開かれ、今年度の活動方針や新商品が発表された。
総会で挨拶した牛迫社長は「耐震強度偽装問題を通じて、いまユーザーは不動産の品質だけでなく、不動産実務者の品質、その会社の品質にまで厳しい目を向けるようになった。1つの失敗で会社が多大な損害を被ることになる。こうした流れの中でリスクを回避するには、スタッフ全体の業務のスタンダード、つまり基本力をどれだけ強化するかが重要になってくる。不動産を取り巻く環境がどんどん変化する中では、実務者が知るべきこと、学ぶべきことには終わりがない」と語り、この考えの下で新たに提供するサービスを発表した。
今年度は、建物構造に関する関心が高まっていることへ対応し、専門業者と提携しての建物調査・耐震診断メニューを用意。また、ミラクルスリーコーポレーションの特許構法普及に向けた「ミラクルリモデリングショップ」展開にさらに力を入れていくほか、メンバー業者のリフォーム需要取り込みのための店作りをサポートする「ワンズリフォームステーション」も開始。新たな支援ツールとして、携帯電話とパソコンを使った社内間コミュニケーションシステム「ワンズほうれんそう」を開発。メンバー会社に販売していく。
また、優秀な新入社員確保の手段として活用されている明海大学とのインターンシップについて、開始学年を3年生から1年生に拡大するほか、不動産学部外へも門戸を広げることで、さらにパイプを広げていく。
なお、ビジネスカンファレンスには全国173社のメンバー会社から350名以上が参加。2,000名が参加して競われたセールスコンテストの優秀成績者の表彰や、売買・賃貸成功事例紹介、「店舗デザイン」「住宅検査・建物診断」「建物バリューアップ」「リスク回避」「IT」等をテーマにした分科会なども行なわれた。