(株)ダイナシティは2日、2006年3月期決算(05年4月1日~06年3月31日)説明会を開催した。
連結業績(対象9社)は売上高626億8,300万円(前期比18.7%増)、営業利益54億500万円(同12.8%増)、経常利益34億7,800万円(同6.3%増)、純利益マイナス3億8,100万円。
今期の業績は、不動産販売事業はコンパクトマンションは順調な売れ行きであったが、戸建の売れ行きや、連結子会社の有料老人ホームの展開が不振となり、売上高は316億8,100万円(同▲16.7%)に。また物件のバリューアップを図り販売しているソリューション事業では、市場のニーズに見合った、厳選した商品づくりを進めた結果、売上高は277億6,000万円(同156.2%増)となった。
同社代表取締役社長・中川豊氏は「コンパクトマンションはこれまで都心エリアへの展開が中心であったが、今期、準都心エリアに展開したところ順調な売れ行きとなり、準都心でのニーズも実証された。次期も従来の都心エリアと合わせ、積極的に展開していきたい」と述べた。
なお次期については、中古コンパクトマンションの流通市場を活性化させ、ソリューション事業を拡大化し全国展開していく予定。また連結子会社の売上高完全黒字化を図ることで売上高594億9,800万円、営業利益51億5,500万円、経常利益43億1,000万円、純利益23億4,000万円を見込んでいる。