不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/6/15

飯田産業「2006年4月期決算」、土地仕入れ価格上昇を販売価格に転嫁できず増収減益

 (株)飯田産業は14日、「2006年4月期連結決算短信」を発表した。

 当期連結業績(対象5社)の売上高は1,085億1,900万円(前期比6.5%増)、営業利益は79億9,000万円(同▲7.2%)、経常利益は74億1,400万円(同▲8.1%)、当期純利益は40億7,500万円(同▲6.6%)となった。

 当期業績は、主力の戸建て分譲住宅事業において、「耐震強度偽装事件」の直接的な影響はなかったものの、売り上げの伸びに若干の間接的影響があり前期比6.7%増にとどまった。また、工事原価の見直しによるコストダウンや、テレビコマーシャルなどによる他社との差別化なども計画に届かず、減益。
 さらに分譲マンション事業については売上高前期比6.8%であった。

 なお、次期通期業績予想については、耐震性能の積極的なアピールなどにより、さらなるコスト対策の実施等による差別化戦略を遂行するとともに、土地仕入れ価格上昇分の販売価格への転嫁を見込んで、売上高1,340億円、経常利益120億円、当期純利益63億円としている。

 同社は04年6月に中期経営計画を発表しているが、人材の流出などの影響から、店舗網拡充が大幅に遅れたことで、計画を修正した。修正後の09年4月期連結業績目標は売上高1,800億円(発表時2,500億円)、経常利益180億円(同250億円)としている。

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