「住みながら増築できる」が売りの「ミラクル構法」の普及を手がける(株)ミラクル スリー コーポレーションは、同社独自の「ミラクル構法」正規代理店となる提携企業の募集に本腰を入れ始めた。同構法が5月、国土交通省の「既存共同住宅団地の再生に関する提案」の一つとして選定されたことから、団地再生事業を積極的に行っていくため、各地域で施工を手がける地場ゼネコンとの業務提携を加速する。これらの企業を募るため、大阪(6月14日)、東京(6月15日)、福岡(6月16日)の3ヵ所で「ミラクル構法セミナー」を開催した。
15日の東京会場には、中小ゼネコン関係者など50名あまりが参加。セミナーでは、同社執行役員の岩山 泉氏が同構法のめざすものと、業務提携によるメリットなどについて解説した。岩山氏は「ミラクル構法は、既成概念を超えた構法であり、ライバルもいない。皆さんの仕事の小さなヒントとなるはず。あとは、みなさんがこの構法をどう活用するかを創造していただきたい。そのための支援を行っていく」と語り、既存共同住宅団地の再生ノウハウ、特別養護老人ホームの個室ユニット化など再生手法、新たな空中権を生み出すミラクル構法の「三次元区画整理法」などについて詳細を説明した。