不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/6/23

1口当たりの分配金1万5,637円/NOF2006年度4月期決算

 野村不動産オフィスファンド投資法人(NOF)は22日、「2006年度4月期決算短信」を発表した。

 当期(2005年11月1日~2006年4月30日)の運用状況の営業収益は98億1,000万円(前期比13.5%増)、営業利益は45億5,800万円(同10.9%増)、経常利益は35億9,600万円(同3.2%増)、当期純利益35億9,700万円(同3.2%増)、1口当たりの分配金は1万5,637円となった。

 同投資法人は中長期の安定した収益を確保すべく、立地条件、建物の基本性能等において競争力が高く、安定したキャッシュフローが期待できる資産への投資を基本方針としてきた。
 保有物件の運営管理においては、当期をポートフォリオ収益成長の好機と捉え、既存テナントに対しては、的確なPMによるテナント満足を図る一方、積極的な賃料改定協議を行なった。また、新規テナントの募集に当たっては、オフィス賃貸市況を見極めながら物件毎に戦略的な営業活動を実施。その結果当期末のポートフォリオの平均稼働率は98.4%と前期末比11ポイント上昇。また継続入居テナントの間で、当期中に契約更新を行なった賃貸契約総件数のうち約20%において増額改定を行なったこと等により、前期末保有23物件におけるポートフォリオ平均賃料は、当期末においては前期末比でプラスに転じた。

 当期においては、05年11月に「西新宿昭和ビル」(東京都新宿区)、「仙台長和ビル」(仙台市青葉区、現NOF仙台青葉通りビル)、「大阪長和ビル」(大阪市中央区)、「広島長和ビル」(広島市中区)を取得。また06年2月「クリスタルパークビル」(東京都武蔵野市)を取得した。この結果、当期末時点のポートフォリオは28物件、組入資産規模(取得価格の合計)は2,408億円となった。

 
 なお、次期は、6月1日付で「札幌ノースプラザ」(札幌市中央区)の不動産信託受益権を取得しており、営業収益105億9,000万円、経常利益38億3,800万円、当期純利益38億3,700万円、1口当たり分配金1万4,430円を見込んでいる。

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