(株)陽光都市開発は23日、2006年4月に公表した不動産流通事業への進出について、計画の概要をまとめ発表した。
不動産流通事業進出に際し、すでに対象物件の取得活動を開始しているが、実施部門として不動産流通事業部を06年7月に発足。同事業において07年12月期売上高20億円を計画している。
また具体的事業内容として、4月の発表時点では仲介を含んでいたが、その後の検討により、現時点では事業内容に仲介は含まず、マンション一棟売り、オフィスビル開発卸売り、投資用物件の分譲、バリューアップ・リノベーションなど、物件とニーズに対応した商品提供を行なっていくとしている。
なお従来、同社における新築ワンルームマンションの売買以外の不動産売買・仲介は100%子会社である(株)ヨコハマ地所が実施してきたが、これらはエンドユーザー向け事業であり、一方、今回計画している不動産流通事業は、法人・個人富裕層への金融商品・相続税対策を主眼としたものとなる。
同社では、今回の新事業進出の目的について、ワンルームマンション適地以外の情報を同社グループが蓄積した経験・知識を活用し、該当土地に適した事業を行なうこと、新築ワンルームマンション以外においてもニーズに応じた商品を提供することにより、収益機会の拡大を図ることを挙げている。