（株）長谷工コーポレーションは30日、新築分譲マンションの間取り変更などに迅速に対応できるフリープランシステム「Wivi（ウィビー：With visual image）」の採用を本格展開すると発表した。
Wiviはより早く柔軟に顧客ニーズに対応するためのシステムで、担当者が顧客の要望を聞きながらパソコンを操作、基本プラン・メニュープランや、収納、部材、設備の仕様変更や家具レイアウトの確認などを3Dで容易に行なうことができる。
2004年の第1号採用物件（東京都江東区、総戸数126戸）では購入者の約3分の2がWiviを利用、高い満足度を得ているという結果が出ている。
現在建設中の都心高層マンション「ウエストレジデンス大崎」（東京都品川区、鉄筋コンクリート造地下1階地上20階建て、総戸数166戸）に採用されたことを皮切りとして、同社が設計・施工し、（株）長谷工アーベストが受託販売する首都圏の新築分譲マンションを対象に積極的に採用提案していく方針。
同社は今回の取り組みの背景として、分譲マンションの販売では間取りや仕様の変更などに顧客の要望が多く、これにいかに応えるかが販売戦略上の重要な課題となっていること、フリープランシステムはオーダー志向に対応したシステムとされており、同社もこれまで、建築作業所の所長をはじめ技術者を中心に物件ごとに対応してきたことを挙げている。
