不動産情報ポータルサイト「HOME'S」を運営する(株)ネクストは、「賃貸住宅に求める条件の実態調査」の実施結果を発表した。首都圏(東京・千葉・埼玉・神奈川)・関西圏(京都・大阪・兵庫)在住の18~59歳で、過去1年以内に賃貸住宅に住み替えを行った男女を対象に2006年5月19日・20日の2日間、インターネット(「HOME'S」)によるアンケート調査を行なった。有効回答数は関東515人・関西515人の計1,030人。
住み替えに当たって一番重視した要素は「駅までの徒歩時間、通勤時間などが短いこと」(「非常に重視した」・「重視した」計58.7%)となり、次点が「好きな街、希望の街であること」(同44.2%)となった。一方で、次点が「敷金・礼金などの初期費用が割引されるなどの経済的なメリット」が同36.4%となり、初期費用節約を重視する傾向も大きいことが判明した。
ペットや高速インターネットなどの生活エンジョイ要素については、スコア順では最低の結果となったが、「まったく重視しなかった」(28.2%)人と「非常に重視した」(11.2%)人がそれぞれ高いパーセンテージで出現するなど、重視する人と重視しない人の差が顕著に現れた結果となった。
また、家賃のクレジットカード払いについて調べたところ、クレジットで家賃を支払うことができる物件があることについて、53.9%の人が「知らない」と回答。実際に利用している人も4.8%と、認知率、利用率ともにまだまだ低いことが明確となった。しかし、次回の引越しを想定して回答してもらったところ、半数近くの契約者が「次回賃貸住宅に住み替えをするとしたら、『家賃がクレジットカード払いできる』ことも物件検索条件に入れられれば良いと思う」(「非常にそう思う」・「そう思う」計46.9%)、また「まったく同じような条件の物件があれば、家賃がクレジットカード払いできる物件の方を選ぶ」(同45.0%)と回答。特に30代はクレジット払いに高い関心を示している。