不動産ニュース / その他

2006/7/5

「四季倶楽部」提供施設を今年度中に50施設に拡大/四季リゾーツ

 三菱地所(株)の社内ベンチャー制度により設立された(株)四季リゾーツは3日、九州エリアにある既存の旅館3施設、都内にあるシティホテル1施設と新たに提携したと発表。これら4施設において、同日より宿泊&予約サービスの提供をスタートした。

 今回新規に提携する旅館(3施設)は、「ホテル華翠苑」(佐賀県嬉野市、嬉野温泉、客室全62室、提携客室5室~)、「富貴屋」(長崎県雲仙市、雲仙温泉、客室全77室、提携客室5室~)、「武雄温泉ハイツ」(佐賀県武雄市、武雄温泉、客室全29室、提携客室5室~)。いずれも料金は5,250円(朝食付、税サ込)。
 一方、今回新規に提携するシティホテルは、「東京ガーデンパレス」(東京都文京区、客室全213室、提携客室5室~)。料金は6,300円(1泊食事なし、税サ込)。

 同社は2001年の創業以来、高品質の企業保養所を経営受託あるいは賃借し、企業保養所兼一般利用者向けの泊食分離型ホテル「四季倶楽部」シリーズとして展開。「365日いつでも、一泊朝食付で5,250円」のコンセプトが好評を得て、06年2月期までに開業(提携)した全15施設(170室)において客室稼働率は年平均約90%となり、予約希望は毎日平均1,000件を超えている。

 05年12月より、既存旅館との提携を開始。既存宿泊施設に「四季倶楽部」の運営手法を一部盛り込むことで、施設の運営再構築と「四季倶楽部」の拡大を図っており、これまで提携した2施設(06年2月に宿泊&予約サービスを開始)では、「四季倶楽部」を通じてそれぞれ月当たりで約300~400名の宿泊があり、売り上げも年間ベース各5,000万円程度の向上が予想されるなど、提携効果が明確に現れている。なお、今回提携した九州エリアの3施設を加えることで、提携旅館は5施設となる。

 さらに、今回新たに既存のシティホテル1施設と提携。四季倶楽部同様のオールシーズンワンプライスを取り入れ、「四季倶楽部シティセレクション」として、都市部においてもコストパフォーマンスに優れた施設を提供していくことになった。

 同社では今後も、全国主要リゾート地において直営施設受注拡大、ならびに既存旅館との提携拡大を図るとともに、都市部においてもシティホテルとの提携を積極的に推進し、現在21の提供施設数を、今年度中に50施設、来年度中には全都道府県に拡大したいとしている。

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