不動産ニュース / 調査・統計データ

2006/7/10

住まい選びで、夫妻が最も重視するのは「日当たり」/ネクスト調べ

 不動産情報ポータルサイト「HOME´S」を運営する(株)ネクストは7日、新築マンションポータルサイト「新築HOME´S」において、首都圏に在住する既婚男女を対象に住宅購入意識調査を実施した結果を発表した。

 調査は、首都圏(東京、千葉、埼玉、神奈川)に在住する20~60歳代、かつ現在マイホーム購入に向けて具体的な計画を進めているか、過去一年以内にマイホームを購入した既婚男女を対象として実施。
 住まい選びにおいてどんなポイントが重要か、全28項目について「とても重要」から「やや重要」「どちらでもない」「それほど重要ではない」「重要ではない」で5段階評価してもらい、その結果を集計した。

 有効回答数は1,000人(男性530人、女性470人)。調査手法はインターネット調査((株)楽天リサーチの調査モニター)。調査期間は6月9日~同月12日。

 調査の結果、住まい選びの際、最も重要視するのは夫も妻も「日当たり」(「とても重要」に「やや重要」を加えると、夫は93.8%、妻は95.1%)。以下、2~4位内に入ったのはいずれも「通勤や通学の利便性」「治安」「間取りプラン」(同、夫も妻も90%超)だった。

 特に意見が分かれたのは、夫が「駅からの距離」(夫は4位、妻は9位)。妻は「収納」(妻は5位、夫は8位)、「キッチン」(妻は10位、夫は13位)。
 また、「とても重要」から「重要ではない」をそれぞれ5~1点として平均ポイントを出すと夫の平均点は3.97、妻は同4.11と、妻の方がさまざまな点で要望が多く、いわば高望みする傾向がみられた。

 マイホーム購入のための「情報収集」は、夫も妻も自分の方が中心になっていると考えている方が6割以上(夫は「自分」に「どちらかといえば自分」を加えると69%、妻は同63%)。

 回答傾向が有意に違ったのは、「住まい選びの決定権はどちらが持っていますか?」という質問であり、特にそれぞれのパートナーの回答を予想する回答において、回答が大きく変わった。
 夫は「自分」に「どちらかといえば自分」を加えると78%。これに対して妻は同44%(「どちらかといえばパートナー」22%、「パートナー」・「どちらともいえない」17%)となった。
 この結果から同社は、「実は私が決定権を持っているけど、夫にはそう思われないようにしている」という夫婦がかなりいるのではないかと推測している。

 最も意見が対立する(した)テーマは、シビアな「価格」の問題(夫110人、妻80人)。次は、間取りプラン(夫56人、妻47人)。
 フリーコメントで得た回答中、目立った内容は、お金の問題、「オトコのわがまま」、女性のブランド好き、実家問題だった。

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