不動産ニュース / その他

2006/7/12

東京都「勝どき一丁目地区プロジェクト」事業予定者決定/東京建物・イヌイ建物が中心に

 東京建物(株)とイヌイ建物(株)(東京都中央区、社長:中村哲也氏)は12日、2社を中心とするグループが、東京都都市整備局による「勝どき一丁目地区プロジェクト」(東京都中央区)コンペにおいて、事業予定者に選定されたと発表した。

 同プロジェクトは、東京都が所有する「都営勝どき一丁目団地」跡地を活用して、子育て支援機能を有する民間プロジェクトを誘導するもの。子育て支援施設や居住環境を整備することを目的に、「一般公募型プロポーザル方式」によりコンペが行なわれた。

 同グループは、東京都より70年の定期借地契約で土地を賃借した上で、賃貸住宅を中心に、子育て支援施設、店舗等からなる複合施設を開発する。

 計画地は都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅から徒歩約2分。敷地面積5,034.10平方メートル。
 建物は45階建てで、低層階には子育て広場や店舗、クリニックモール等が入居、4階~11階は子育て世帯向け住宅、12階~45階は一般賃貸住宅となる。

 賃貸住宅の一部を子育て世帯が入居しやすい家賃設定とした「子育て世帯向け住戸」とするほか、幼稚園と保育所の機能をひとつにまとめた幼保一体施設や学童スペース、NPO法人の職員が常駐し子育てをする子育て広場、小児科を中心とするクリニックモール等を設置し、子育て世帯が安心して快適に暮らせる、地域と一体化した子育て支援を行なう。

 同グループの名称は「かちどき GROWTH TOWN」。東京建物(幹事会社)、イヌイ建物、東急建設(株)、(株)梓設計、(株)東京建物アメニティサポートの5社で構成し、東京建物、イヌイ建物、東急建設の3社が出資予定の特別目的会社が事業者となり事業推進する。
 その他、子育て支援施設の運営協力者として、幼保一体施設は(株)小学館プロダクション、子育て広場は派遣型病児保育を中心に活動するNPO法人フローレンス等の参画を予定している。

 2007年度中に着工、2010年度に竣工する予定。

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