不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/7/18

ゼクス、決算説明会開催/各事業増収増益、今後も順調に推移

 (株)ゼクスは、2006年5月期(05年6月1日~06年5月31日)の決算発表に伴い18日、説明会を開催した。

 今期の売上高は230億5,800万円(対前期比83.5%増)、営業利益は30億9,200万円(同58.3%増)、経常利益は22億5,500万円(同46.5%増)、純利益は9億2,800万円(同26.7%増)と、各事業とも順調に推移した。

 セグメント別では、不動産コンサルティング事業は、REIT向け不動産事業、大手企業向け不動産事業のコンサルティング、不動産証券化関連プロジェクト等を行なった。
 シニアハウジング&サービス事業では、健常高齢者を対象としたシニアレジデンス「チャーミング・スクウェア」シリーズの1つ「チャーミング・スクウェア舞子」が開業し、介護付き有料老人ホーム「ボンセジュール」シリーズ3件も開業するなど、物件の増加に応じて収益が拡大した。
 その他施設運営事業では、ゴルフ場の増加や沖縄リゾートホテル事業のコンサルティング等で利益が拡大した。

 2007年5月期の業績については、不動産コンサルティングの増加、シニア・リゾート施設の開業による増収など、既存事業も順調に利益を拡大していくとして、売上高450億円(前期比95.2%増)、営業利益52億円(同68.2%増)、経常利益31億円(同37.5%増)、純利益10億円(同7.7%増)を見込んでいる。
 なお、ゼクス傘下にある中央毛織(株)(名古屋市中区)は、本業の繊維業以外にも不動産賃貸業などの事業を拡大。同社は、東海地区の中核企業として、シニア向けマンションなどの不動産事業を展開していく。

 同社代表取締役社長・平山啓行氏は会見で、「今期は各事業とも順調に拡大した。来期も中央毛織のマンション分譲がスタートするなど、売上高の拡大が見込める」などと話した。

 今後は、関西圏でのブランディング、認知度を高めたいとし、首都圏と関西圏でのテレビ、新聞などの広告活動を展開する予定。
 また、不動産価値創造事業の推進、シニアに対するライフスタイル提案事業の展開とブランド育成などを目標にしている。
 なお、2008年5月期には、経常利益68億円をめざすとしている。

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