三光ソフラン(株)は18日、「2006年8月期第3四半期財務・業績の概況(連結)」を発表した。
当期(05年9月1日~5月31日)連結業績は、売上高102億600万円(前年同期比32.1%増)、営業利益4億9,300万円(同35.1%増)、経常利益13億4,300万円(同278.5%増)、当期(四半期)純利益6億7,600万円(同271.7%増)と前年同期よりも大幅な増収益になった。
セグメント別売上高では、建設不動産事業が66億2,100万円(セグメント間の内部売上高または振替高1億7,200万円を含む)、介護事業が37億5,600万円。
建設不動産事業の売上高は、前年同期と比較して19億1,200万円(40.6%)増加し、連結売上高を押し上げる推進力となった。これは06年2月に介護付有料老人ホーム(アンサンブル大宮)の完成引渡しが完了したこと、また前期より注力している「個人年金づくり」のための収益用不動産の販売が計画通り推移したことによる。
また、介護事業の売上高は、前年同期と比較してグループホームの運営棟数が11棟増加したことと、入居率が95%と満室に近い状況となり、さらに06年4月にオープンした介護付有料老人ホーム(アンサンブル大宮)の入居が順調に推移していることから施設運営収入が大幅に増加、同7億3,900万円(24.5%)の増加となった。したことが大きく寄与したものだ。
利益面では、当期における販売費および一般管理費は11億7,800万円(前年同期比19.8%増)となったが、売上高の増加により営業利益も増加。経常利益については、投資有価証券の売却益8億8,800万円が大きく寄与した。
なお同社は第3四半期の業績開示に併せて通期の連結業績予想も、2005年12月に発表していた業績予想の数値から修正した。
修正された2006年8月期(05年9月1日~06年8月31日)連結業績予想は、売上高168億7,000万円(前年同期比22.3%増、前回発表数値比4.1%増)、経常利益17億3,000万円(同59.3%増、同1.8%増)、当期純利益8億2,000万円(同36.9%増、同2.5%増)。
これは、当初計画が順調に推移していることに加えて、7月1日付で株式交換により(株)アップルおよびその重要な子会社1社が同社の連結子会社となり、両社の7月・8月の2ヵ月の業績が寄与することから、業績予想を修正したもの。