ミサワホーム(株)は20日、2006年度環境活動報告書「HEARTH(ハース)」を発行した。
今回で8回目となる報告書は、新5ヵ年計画(01年~05年度)の最終年に当たる05年度環境目標に対する達成状況、およびその活動内容が中心にまとめられている。
05年度の主な環境活動としては、生産活動においてはフィンランドの製材工場において、国際的な森林認証制度である「PEFC-CoC認証」を取得。また、解体廃木材等を利用した「M-Wood2」は中部国際空港の歓送迎デッキに採用され、環境負担低減を図った。商品・技術開発においては微気候システムを取り入れた「CENTURY VikiCourt」などの省エネルギー住宅を発売した。
また、新5ヵ年計画では10項目の環境目的を掲げ、05年度はその環境目的を達成すべく25項目を策定。居住段階でのCO2排出量削減など7項目を達成した一方、新築現場廃棄物削減など11項目は未達成となった。そのほかの項目では達成率80%を確保したと報告されている。
なお今年度から、同報告書の正確性および客観性をより向上させるため、(財)ベターリビングより第三者評価として「環境報告書評意見書」を取得し、掲載している。
本年度からは新たな5ヵ年計画として「SUSTAINABLE2010」を策定し、さらなる環境目的の達成をめざす。