不動産総合情報サービスのアットホーム（株）は25日、首都圏における2006年6月の賃貸物件市場動向を発表した。
同社への賃貸物件登録数は、居住用で5万1,172件。前年同月比は▲5.1％と再びマイナスに転じた。事業用は4,882件（同▲16.1％）と、29ヵ月連続のマイナスとなった。
1平方メートル当たり登録賃料の首都圏平均は、マンションが2,580円（前月比▲0.4％、前年同月比▲0.4％）、アパートが2,020円（同0.5％上昇、同0.0％）。
1戸当たり登録賃料は、マンションが10万5,600円（同0.7％上昇、同0.1％上昇）、アパートが6万2,800円（同▲0.6％、同▲0.9％）となった。
居住用賃貸物件成約数は9,879件（前月比0.3％増、前年同月比1.2％上昇）となり、2ヵ月連続で前年同月比上昇した。東京23区（前年同月比▲0.6％）、東京都下（同▲6.6％）でマイナスとなったものの、神奈川県（同2.9％増）、埼玉県（同10.3％増）、千葉県（同3.4％増）で増え、全体の件数においてもプラスとなった。
埼玉県は、新築マンションの復調で3ヵ月ぶりに前年同月比増加。東京23区は、新築マンションが全面積帯で増加したが中古マンションが不振だった。また、マンションの平均面積が6ヵ月連続で前年同月比拡大した。
1平方メートル当たり成約賃料の首都圏平均は、マンションが2,600円（前月比▲1.9％、前年同月比0.4％上昇）、アパートが2,050円（同▲1.0％、同▲0.5％）。
1戸当たり成約賃料は、マンションが10万200円（前月比▲0.7％、同1.1％上昇）、アパートが6万4,400円（同▲0.2％、同▲1.7％）であった。
6月のアパートにおける成約賃料は、1平方メートル当たりについては神奈川県、1戸当たりについては東京都下、千葉県を除き、首都圏全域で前年同月比下落した。
