三井不動産(株)は31日、「2007年3月期第1四半期決算」を発表した。
当期(2006年4月1日~6月30日)連結業績の売上高は2,372億9,000万円(前年同期比比6.6%増)、営業利益は282億4,500万円(同47.3%増)、経常利益は240億7,300万円(同42.4%増)、純利益は211億2,300万円(同86.0%増)であった。
当期は、前期に竣工稼動した「日本橋三井タワー」(東京都中央区)、「銀座三井ビルディング」(同)、時間貸し駐車場のリパーク事業の収益寄与などから、賃貸セグメントで前年同期比45億円増収、9億円増益となった。また、首都圏オフィスの空室率(単体ベース)が0.9%(前期末比0.1ポイント改善)と低水準で推移、「空室率が徐々に改善するとともに、賃料水準も上昇している」(執行役員経理部長・浅井裕史氏)ことが売上増に寄与した。
またマンション分譲においても、好調な販売状況を維持し、当期計上予定戸数に対する契約進捗率は約80%を達成。完成在庫も135戸(前期末比100戸減少)に減少したほか、投資家向け分譲の引き渡し物件が増加したことなどから、前年同期比53億円増収、63億円増益となった。
なお通期業績は、売上高1兆2,200億円、経常利益1,250億円、純利益630億円を見込むとしている。