三光ソフラン(株)は22日、2006年8月期第3四半期決算(連結)を発表した。
当期(2005年9月1日~2006年5月31日)の売上高は102億600万円(前年同期比32.1%増)、営業利益4億9,300万円(同35.1%増)、経常利益13億4,300万円(同278.5%増)、純利益6億7,600万円(同271.7%増)と大幅増収増益となった。
セグメント別では、建設不動産事業66億2,100万円、介護事業37億5,600万円。建設不動産事業の売上高は、前年同期と比較して19億1,200万円増加(40.6%増)。前期より注力している「個人年金づくり」のための収益用不動産の販売が計画通り推移したことなどにより、グループの売上高を押し上げる推進力となった。
一方、介護事業の売上高は、前年同期と比較して7億3,900万円増加(24.5%増)。前年同期と比較してグループホームの運営棟数が11棟増加し、入居率が95%と満室に近い状況となった。また、2006年4月にオープンした介護付有料老人ホーム「アンサンブル大宮(99戸)」の入居が順調に推移していることから、施設運営収入が大幅に増加した。
同社代表取締役・高橋誠一氏は、説明会で「7月1日に株式交換により(株)アップル(さいたま市大宮区、代表取締役:宮崎重則氏)と子会社1社が完全子会社化となった。アップルは、FCアパマンショップの埼玉県内ナンバー1の企業。両社の7月・8月の2ヵ月間の業績がプラスに貢献し、2006年8月期の業績予想は、売上高168億7,000万円、経常利益17億3,000万円、当期純利益8億2,000万円を達成できる」と述べた。
なお、同社の子会社メディカル・ケア・サービス(株)が22日、名証(セントレックス)に株式上場した。今後、介護事業の信用力や資金力のさらなる増大が見込まれる。