不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は24日、首都圏における2006年7月の賃貸物件市場動向を発表した。
同社への賃貸物件登録数は、居住用で4万6,843件(前年同月比▲8.3%)となり2ヵ月連続のマイナス。事業用は4,613件(同▲17.1%)で、30ヵ月連続のマイナスとなった。
1平方メートル当たり登録賃料の首都圏平均は、マンションが2,550円(前年同月比▲1.2%、前月比▲1.2%)、アパートが1,990円(同▲2.0%、同▲1.5%)。
1戸当たり登録賃料は、マンションが10万5,100円(同▲0.3%、前月比▲0.5%)、アパートが6万2,500円(同▲1.9%、同▲0.5%)となった。
居住用賃貸物件成約数は、シングル向け物件が苦戦し、9,159件(前年同月比▲6.5%)と、3ヵ月ぶりに前年同月比で減少に転じた。
エリア別には、東京23区(同▲8.7%)、東京都下(同▲12.3%)、埼玉県(同▲20.6%)でマイナスとなったが、神奈川県(同0.9%増)、千葉県(同9.1%増)では増加。エリアによる違いが鮮明となり、埼玉県は新築アパートを除き大幅減、神奈川県のアパート、千葉県のマンションが好調だった。
また、成約平均面積はマンションが39.73平方メートル(同2.5%増)、アパートが31.70平方メートル(同1.1%増)となり、マンションが7ヵ月連続で拡大、アパートは11ヵ月ぶりに拡大した。
1平方メートル当たり成約賃料の首都圏平均は、マンションが2,610円(前年同月比▲0.4%)、アパートが2,060円(同0.5%上昇)。
1戸当たり成約賃料は、マンションが10万3,700円(同2.3%上昇)、アパートが6万5,300円(同1.4%上昇)であった。