(株)ディックスクロキ(福岡市中央区、代表取締役社長:黒木 透氏)は5日、事業戦略を発表。併せて、ファンド向け賃貸マンションの物件見学会を開催した。
同社は今後の経営戦略として、名古屋・大阪などの政令指定都市および地方中核都市での賃貸マンション開発を拡大していくこと、「天神2丁目プロジェクト」(福岡市中央区)を代表とする、ビジネスホテル・商業ビルなどの非レジデンシャル物件の開発に積極的に取り組んでいくことなどを発表。また、2006年4月に旧賃貸管理部と旧マネジメント事業部を統合させたことで、PMノウハウの一般オーナーへの拡大、および業務の効率化を図っていくことなども明らかにした。
さらに今後のファンド事業の戦略として、同社代表取締役社長の黒木氏は「これからはオーストラリア・シンガポールといった、海外の投資ファンド市場に積極的に展開していきたい」と語った。
会見後に行なわれた物件見学会では、同社が今春竣工を予定しているファンド向け賃貸マンション「パシフィックレジデンス南砂町」(東京都江東区、住居210戸)を公開。同物件は、東京メトロ東西線「南砂町」駅より徒歩10分に立地、ジャスコや書店・スポーツクラブなどが入った複合商業施設「トピレックプラザ」が徒歩圏内。
建物は鉄筋コンクリート造、地下1階地上20階建て。間取りは1R・1LDK。専有面積は24.78平方メートル~38.99平方メートル。若手サラリーマン・OL層向けの25平方メートルのワンルーム(146戸)を中心にすることで利回りを高めた。
賃料は7万9,000円~11万6,000円。黒木社長は、「賃料が10万円以内の新築賃貸物件は、東京ではめずらしい。完成後の満室が大いに見込める、競争力のある物件となった」と述べた。
竣工、入居開始ともに2007年1月の予定。