世紀東急工業(株)は7日、構造計算書偽偽装を受けて賃貸事業を停止していた同社所有の賃貸マンション「アーバン武蔵小金井」(東京都小金井市)の耐震補強工事が完了、特定行政庁より建築基準法令の規定に適合している旨の通知を受領したのを受け、賃貸事業を再開すると発表した。
同マンションは同社が建築・設計・施工を行なっていたが、下請けとして木村建設(株)、さらに構造計算を姉歯建築設計事務所が行なっており、1階の耐震強度が最小値で0.53となっていた。これを受け、同社は1階の耐震壁の増設に加え、既存耐震壁の増打ち補強工事を実施、耐震強度1.03を確保した。
9月9より入居募集を開始する予定。