不動産ニュース / リフォーム

2006/9/8

江東区のマンションが「リサッシ」を全住戸一括導入/長谷工

 サービス関連事業全般を推進している(株)長谷工アネシスは8日、(株)長谷工コーポレーション(以下、長谷工)と(株)不二サッシ(川崎市、社長:嵯峨明氏)の共同開発によるリフォーム商品「サッシ交換用引き戸(「リサッシ」)」が、(株)長谷工コミュニティ(以下、長谷工コミュ)が受託管理する「東陽町スカイハイツ」(東京都江東区、総戸数119戸)管理組合から全住戸一括採用の依頼を得て、このほど改修工事を完了したと発表した。

 全戸一括での同サッシ採用は、同マンションが第1号。同社は、長谷工コミュおよび長谷工と連携しながら、今後も既築マンションの建物性能や快適性を向上するさまざまなリフォーム提案を行なっていく方針だとしている。
 通常マンションに用いられているサッシにはさまざまな形状があるが、長谷工には約43万戸のマンション施工実績があり、1976年以降は規格化したサッシを大量に使用している。「リサッシ」は、長谷工が既存のマンションに対して使用したサッシに対応して開発された。

 「リサッシ」は、既存のサッシ枠をそのまま残し、ペアガラスとサブロックを標準仕様とするサッシ引き戸に交換する。オプションメニューとして、引き戸には開閉が楽なキックハンドル、ガラスには防犯合わせペアガラス、真空ペアガラスなどを用意しており、居住者の要望に対応して自由に組み合わせることが可能。また、開口面積への影響はなく、交換費用も従来工法に比べて2分の1~3分の2程度に抑えられる。
 リフォーム作業としては、予め既存サッシの状況を確認した上で、工場でガラスを嵌め込んだ完成品を作成し、納品。実際に住戸で交換時に要する作業時間は一窓あたり30分以内と、従来工法と比較して大幅に作業時間を短縮した。また、作業時の騒音もほとんど発生しない。

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