東京都は国土交通省や関係区とともに調整を進めてきた「品川」駅周辺のまちづくり基本計画にあたる「品川周辺地域都市・居住環境整備基本計画」を策定した。
同計画は「環境モデル都市づくり」「千客万来の都市づくり」「東京サウスゲートの形成」を目標に、「品川」駅、「田町」駅周辺の面積約630haの区域を対象に行なわれる。
具体的には、建築物の形状や配置の工夫により「風の道」の確保、未利用エネルギーの活用による建物排熱削減などの誘導を行なうほか、コンベンション・ホテル機能が充実した国際的な拠点の形成、運河や既存ストック、歴史的資源を生かしたまちづくりの推進などが盛り込まれている。
また、今後予想される大規模な土地利用転換や開発に対し、公共空間整備と合わせて民間事業の誘導を図り、環状4号線、東西連絡道路、品川駅西口駅前広場の再整備などの対策を公民協調のもとに講じていく方針。