東急リアル・エステート投資法人は25日、「シグマ八丁堀ビル」（東京都中央区）の信託受益権の取得を決定したと発表した。取得先は、GEリアル・エステート（株）（同港区、代表取締役：吉田 奉行氏）で、取得価格は70億円。借入金での取得を予定している。
同物件は、オフィスの集積が進んだ東京都中央区八丁堀に立地し、東京駅八重洲口から正面に伸びる八重洲通りから一区画入った平成通りに面している。
最寄り駅は、東京メトロ日比谷線「八丁堀」駅徒歩約3分。ほか、同東西線・同日比谷線「茅場町」駅（徒歩約6分）、都営地下鉄浅草線「宝町」駅（徒歩約6分）、東京メトロ銀座線「京橋」駅（徒歩約8分）、JR「東京」駅（徒歩約10分）と、アクセスには複数の駅の利用が可能。
建物は1965年9月竣工。築後41年を経過しているが、構造面では、新築時の構造が強固であるとの調査結果を得ているほか、中央区より耐震改修促進法の認定を取得した免震工事（中間免震工法）の実施により、現行の建築基準法に定める新耐震構造を大幅に上回る耐震性能を有している。
鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地下2階地上9階建て。敷地面積974.32平方メートル。延床面積8,810.21平方メートル、総賃貸可能面積は6,022.75平方メートル、テナント数9（主要テナントは東海興業（株）ほか）、稼働率99.0％（2006年9月29日における見込み数値）。総賃料収入は4億2,500万円、敷金・保証金は2億5,400万円。
9月25日に取得を決定、信託受益権売買契約締結、29日に物件引渡しを予定している。
