不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は26日、首都圏における2006年8月の賃貸物件市場動向を発表した。
同社への賃貸物件登録数は、居住用で4万1,997件(前年同月比▲9.2%)と3ヵ月連続のマイナス。事業用は4,049件(同▲6.2%)であり、31ヵ月連続のマイナスとなった。
1平方メートル当たり登録賃料の首都圏平均は、マンションが2,550円(前年同月比0.4%上昇、前月比0%)、アパートが2,010円(同0%、同1.0%上昇)。
1戸当たり登録賃料は、マンションが10万3,900円(同0.5%上昇、同▲1.1%)、アパートが6万2,800円(同▲1.3%、同0.5%上昇)となった。
居住用賃貸物件成約数は6,986件(前年同月比▲1.3%)となり、2ヵ月連続して前年同月比で減少した。
エリア別には、東京23区(同▲4.0%)、東京都下(同▲8.4%)、千葉県(同▲8.6%)でマイナスとなったが、神奈川県(同2.8%増)、埼玉県(同7.5%増)は増加。都下は新築がアパート・マンションともに不振、千葉県はアパートが新築・中古ともに不振で大幅減、神奈川県はマンション・アパートともに新築が好調と、エリアによる違いがより鮮明になった。
また、成約平均面積はマンションが40.06平方メートル(同4.8%増)、アパートが31.55平方メートル(同▲1.7%)。マンションは8ヵ月連続して拡大し、45ヵ月ぶりに40平方メートルを超えた。
1平方メートル当たり成約賃料は、マンションが2,560円(前年同月比▲1.9%、前月比▲1.9%)、アパートが2,050円(同1.5%上昇、同▲0.5%)。
1戸当たり成約賃料は、マンションが10万2,400円(同2.8%上昇、同▲1.3%)、アパートが6万4,700円(同▲0.2%、同▲0.9%)であった。