興和不動産(株)は9日、東京大学総合研究博物館と連携し、年明けを目処に、「モバイルミュージアム」プロジェクトの本格的展開を赤坂インターシティ(東京都港区)で行なうと発表した。
「モバイルミュージアム」プロジェクトは、東京大学所蔵の学術文化財の中から展示価値の高いコレクションを精選し、企業オフィス空間を利用して展示していこうというもの。
装飾インテリアとして絵画や彫刻を展示する常套的な手法とは一線を画し、自然や文化史の正真正銘の学術標本をオフィス空間に持ち込むことで、知的で文化的な空間に変容させ、新たな付加価値を創出することを目的としている。展示場の提供や研究にかかわる費用の寄付などを行ない、プロジェクトの支援をしていく。