(株)インテリックスは8日、東京都港区赤坂にある「リノヴェックスマンション」の内覧会を開催。併せて、中古再生マンションの市場動向とリノベーション手法に関する説明会を行なった。
同社では、構造躯体だけを残して壁面、床面、水廻りの配管から間取りまでを作り直して販売する「リノヴェックスマンション」を展開。従来のリフォームとは異なり、新築同様にして、アフターサービスも付けている。年間の取扱件数は約1,000件、中堅ディベロッパーと同じくらいの取扱件数となっている。
同物件は、東京メトロ銀座線「青山1丁目」駅から徒歩圏の築29年の中古マンション。6階建て2階、専有面積69.32平方メートル。11月3日に販売を開始したところ、初日から申し込みがあったという。
隣の区画も、松下電工の住宅設備・建材を全面に採用した「リノヴェックスマンション」シリーズとして同時に販売。セレクトオーダーの1プランとなっており、松下電工の商品デザインを活用し、インテリアプランも提案している。構造躯体だけを残した工事前のスケルトン状態の部屋と、リノベーション完成後の部屋の両方が、同時に内覧可能となっている。
同社代表取締役社長・山本卓也氏は会見で、「日本は欧米に比べ、中古住宅の流通比率が低い。しかし、これからは日本でも良質なストックが求められ、中古住宅の流通が主流となり、リノベーションは必要不可欠なカテゴリとなる」と話した。
同社では、今後も首都圏を中心に、購入者のニーズに応えた「リノヴェックスマンション」を展開していくとしている。