不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2006/11/8

「年金からの資金流入、欧米並みの5%程度に」/ARES

 (社)不動産証券化協会は7日、「第22回理事会」を開催、終了後、記者会見を行なった。

 会見の席で理事長の岩沙弘道氏(三井不動産(株)代表取締役社長)は「地価が反転し、金利上昇局面の中、幅広い投資家層から信頼を得るいっそうの努力をしたい」とコメント。年金からの不動産証券化市場への資金流入が現在1.2%程度に留まっていることに触れ、欧米諸国並みの5%程度まで引き上げたい考えを明らかにした。

 また、これまで4つの投資法人が金融庁から業務改善命令を受けたことについて、「誠に遺憾ではあるが、形式不備によるところもある。内部監査体制の強化や、当協会で行なっているような教育事業などを通じ、実務知識の向上に加え、職業倫理を徹底、市場の信任を得ていきたい」と語った。

 同協会では、年金基金からの資金流入を促進する活動の一環として、9日にも「第2回ARES年金フォーラム」(後援:企業年金連合会)を開催する予定。また、各国団体とも協議を重ね、世界における市場競争力をつけたいとしている。

 同協会の会員数は7日現在、正会員87社、賛助会員171社、計258社。

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