不動産ニュース / その他

2006/11/9

超高層マンション「ザ・タワー&パークス田園都市溝の口」で消防訓練/住友不動産、大京

超高層マンションが増加する中、ヘリコプター救助の重要性は高まる
超高層マンションが増加する中、ヘリコプター救助の重要性は高まる
別棟の屋上から放水
別棟の屋上から放水

 住友不動産㈱と㈱大京らの共同事業である「ザ・タワー&パークス田園都市溝の口」で、7日、川崎市高津消防署との合同による消防訓練が実施された。

 「ザ・タワー&パークス田園都市溝の口」は、東急田園都市線のランドマークとなる高さ100mの32階建て超高層マンション(総戸数648戸)。ヘリコプターによる救助訓練を取り入れた消防訓練が行なえる場所として、11月17日の竣工を目前に、地元、高津消防署との合同訓練となった。
 実施項目は、出火の連絡を受けた初動対応から、梯子車を使った梯上放水、連結送水管を活用した火災防御、ヘリコプターによる屋上緊急救助スペースからの救出等の他、7階テラスに取り残された人を梯子車で救出するなど、7項目。約45分かけ、丁寧かつ敏速に行なわれた。

 消防車9台、ヘリコプター1機の合計10隊37名が出動。高津消防署消防司令・飯田康行氏によれば、「この規模は、一般的な高層マンション火災に対応した人数」とのこと。状況を見て必要があればさらに応援を頼むことになるという。また、「ここまで高い建物で消防訓練を行なうのは珍しいことだ」(同氏)と語っていた。
 32階から出火、屋上で人が取り残されたケースを想定した訓練では、マンション上空に静止したヘリコプターから人命救助(人形)し、同時に別棟屋上で放水するというもので、取材陣も衣服が濡れるほどの白熱した訓練だった。

 「ザ・タワー&パークス」は2004年に販売を開始。制震構造や高強度コンクリートを採用した強固な構造の物件で、現在は100戸の未販売住戸を残すのみとなっている。
 デイリーショップ(入居者用コンビニエンスストア)、ゴルフレンジ、カラオケスタジオ、ミニシアター等の共有娯楽施設も充実している。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆