三井不動産住宅リース(株)は28日、都心エリアの賃貸マンションを中心に入居者向けのサービスを提供する新会社「(株)アコモデーションファースト」(東京都港区、代表取締役社長:本庄 誠氏[三井不動産住宅リース(株)代表取締役]、資本金1,000万円)を設立、来春より営業を開始すると発表した。
1986年に設立し、今年で20周年を迎える同社は、大川端リバーシティー21「リバーポイントタワー」(東京都中央区)や「恵比寿ガーデンテラス弐番館」(東京都渋谷区)など、首都圏を中心に多くの賃貸マンションの管理・運営を手がけており、管理戸数は3万戸、借上社宅管理代行件数は約1万6,000件を数える(2006年3月末現在)。
こうした既存ストックに加え、来春には、三井不動産をはじめとする民間事業者が開発する「東京ミッドタウン・レジデンシィズ」(東京都港区)など、都心エリアにおいて大規模物件が相次いで竣工・入居開始を予定しており、これらの稼働にあわせ、入居者に対して従来以上の質の高いサービスを提供すべく、新会社を設立することとしたもの。
新会社では、ゲスト対応や宅配便発送などの各種サービスの取次ぎ・紹介をフロントスタッフが行なうほか、専有部・共用部のメンテナンスについても、マンション内に常駐するスタッフが対応。また、各住戸のWEB端末に、フロントサービスと同様のサービスメニューを用意。入居者が端末を通じ、いつでもサービスを利用できる体制を整える。
さらに、「食」「住」「ペット」関連企業などとの提携により、食材の配達サービスや家事全般のアシスタントサービス、獣医師によるペットのワクチン接種など、多用なサービスを提供していく(原則有料)。